賃貸だと壁に穴を開けられないし、ネジでなにかを固定するってことも難しいですよね。そんなときは、ディアウォールやアジャスターを使って木材で壁を作っちゃいましょう!
実際、ボクの自宅で作ってみましたが、壁や天井を傷つけることなく作ることができました。
その動画がこちらです(2つの動画に分かれています)
壁を作るために柱を固定する
壁を作る方法としては、柱を立てて、柱同士を木材でビス(ネジ)で止める方法が一般的です。なので、まずは柱を固定するところからはじまります。
柱を固定するには、アジャスターやディアウールという柱を天井と床に突っ張らせる道具が必要です。ボクがおすすめするのは「アジャスター」です。
アジャスターは、バネを使って突っ張らせるのではなくボルトとナットで締め上げていくので強度が出ます。
amazonで1つ900円ほどで売っているのでホームセンターより安く入手できますよ!
柱に木材をビスで止めて壁を作る!
木材は、SPF材と呼ばれるものを購入するのが一般的です。安く済むというのが一番の購入理由になっています。
SPF材にもいろいろ種類があり、壁にする材料としては1×4と呼ばれる一番薄いものを使うといいですね。
1×4は、幅89mmの厚さ19mmのものです。長さは、6フィート(1820mm)、12フィート(3650mm)など種類が多いです。
長さは、6フィートが一番安く、ホームセンターで買われて持ち帰られると良いです。どうしてもネットで購入したい方は、コメリの通販が一番安くすみます。
1本198円で売っているときがあるので価格はお確かめください。
>> コメリの公式サイト
柱にする木材は、床から天井までの長さによりますが、一般的に床から天井は2m以上あるので、6フィート(1820mm)よりも12フィート(3650mm)をご購入ください。6フィートを購入すると連結をしないといけないので、連結不要な12フィートがおすすめです。
実際に壁を作ってみました
言葉を並べるだけじゃ説得力がありませんよね。
実際にボクが一週間以上かけて作りました。SPF材もできるだけ反ったものを省きたかったので自分の目で確認して購入したので時間がかかりました。
そのときの動画がこちらです。よかったら参考にしてください。
壁に使った材料はいくら?
壁に使った材料を紹介します。今回、一部はホームセンターでカットをお願いしたのでカット代として800円入っています。
名称 | 詳細 | 本数 | 金額 |
1×4 | 1820mm | 57本 | 13,046円 |
1×4カット | 1820から900へカット | – | 800円 |
2×4 | 3650mm | 5本 | 3,290円 |
2×4のアジャスター | – | 4,400円 | |
塗料 | オイルステイン | – | 4,388円 |
コーススレッド | 3.8mm×51mm | – | 528円 |
ポリネットシート(ヤスリ) | 240番、600番 | – | 1,022円 |
合計 | 27,474円 |
27,000円越えと結構なお値段がかかってしまいました。高さ2.8m、横幅3.6mほどの壁ですので仕方のないことかもしれません。
面積が小さかったり、横に使う木材を少なくすれば安くなりますね!
また、今回600番のポリネットシート(ヤスリ)を使いましたが、材料の質が悪くなったところからは使用しませんでした。SPF材はもともとキレイなものを選んで、240番で仕上げるだけで十分な気がいたします。
壁を作るためにどんな機材(工具)が必要なの?
ボクが壁を作る際に使った機材(工具)はこちらです。
ボクはこれだけの工具を使って壁を作りましたが、必要最低限にしぼることも可能です。電動工具と、ノン電動工具に分けて説明します。
電動工具で必要最低限なものはなに?
使用した電動工具
- インパクトドライバー
- サンダー
- 丸ノコ
使ったものは3つですが、サンダーと丸ノコはあっても、なくても構いません。ですが、インパクトドライバーは必須です(ドリルドライバーでも可)。
サンダーは、ポリネットシート(紙やすりよりも長持ちする)をセットして電動でヤスリをかけられるものです。
手でヤスリをかけるよりも効率的ですが、手でサッとヤスリをかければ問題ありません。ボクはかなりスベスベにしたかったので、サンダーを使ったり、時間をかけてヤスリがけをしました。
丸ノコは、丸いノコギリが回転して電動で木材を切れるものです。
1×4や2×4をノコギリを使って手動で切ってもいいんですが、なかなか真っ直ぐに切れません。なのでボクは丸ノコを使って切りました。
しかし、木材購入時にホームセンターでカットを依頼すれば丸ノコは不要となります。カットを依頼しても1カット50円や80円ですので、丸ノコに1万円かけるよりは安くなりますよ。
はい、ここまで不要なものを説明してきましたが、インパクトドライバー(ドリルドライバー可)だけは絶対に必要です。主にビスを止めるために使用しますが、手動のドライバーではどうすることもできません。
マキタのTD171Dというものが一番おすすめですが、なにぶん大工さんなどの本職の方たちが使う工具でして、お高いです。なので、ホームセンターに売っている5000円〜8000円程度のものをご購入するのがいいと思います。
ただし、購入するにしてもコードレスタイプで、バッテリーが2個ついているものをおすすめします。壁を作る際に、床や天井など行く先々でコードがあるとめちゃくちゃ作業効率が落ちるからです。
まえがわが使ったインパクトドライバーがこちら
おすすめのインパクトドライバー
ノン電動工具で必要最低限のものはなに?
使用したノン電動工具(電動工具ではありません)
- 水平器
- 差し金(さしがね)L字の定規
- 鉛筆
- 2×4定規
- メジャー(スケール)5mもの
- クランプ
- 完全スコヤ(15cm)
ここから不要なもの除くとこうなります。
必要最低限のノン電動工具
差し金(さしがね)、鉛筆などは必要かと思いましたが、ホームセンターで木材カットをお願いするのであれば、不要となります。自分でカットする場合は必要です。
また、クランプや完全スコヤも自分で木材をカットする場合にあれば良い工具ですが、無くても構いません。使用する目的は、カットするときにクランプで木材を固定、カットした木材を完全スコヤで90度(直角)で切れているか確認するです。
水平器
水平器は、柱や横の木材の水平を見るのに必要となります。本当の水平を出す必要はありませんが、水平器にあるメモリ内には抑えたいところです。
メジャー(スケール)
メジャーは、いろいろな呼び方があります。スケールとも呼ばれています。
メジャーをどこで使用するかというと、床から天井まで測るとき・柱と柱の距離を確認するときです。木材のカットをホームセンターで依頼する場合はこれぐらいの使用で済みますが、木材を自分でカットする場合は、頻繁に使うことになります。
メジャーは2mや3mものがありますが、床から天井までどのぐらいかわかりませんので、5mものを購入することをおすすめします。