昨日はオーダーいたいだいた棚を作っていました。
写真の棚がそれです。
棚を作るときには一工夫、といったほどではありませんが、強度を持たせるために一手間加えて製作しています。
DIYのご参考にどうぞ。
棚に強度を持たせたいなら原因を知る
歪んでいる棚より、強くてガッシリとした棚のほうがいいですよね。
歪んだり、強度が無い理由を先に知ると、強度を持たせて棚を作ることができます。
棚が歪んだり、強度が無い理由
- 棚板の幅がすべて同じ(天板・底板も含む)
- 背板が無い
- 板の厚みに適したビスを使っていない
- 板の厚みが薄すぎる
細かく説明していくと
棚板の幅がすべて同じ(天板・底板も含む)
これはいわゆる、カラーボックスタイプの棚ですね。
「H」型の棚なので、平行四辺形のように歪んでいきます。
背板が無い
背板=せいた・・・棚の背中に付ける板
背板があると平行四辺形のズレを無くすことができるので強度アップにつながります。
板の厚みに適したビスを使っていない
板と板をとめるときに、板の厚みによってビスの長さを変えなければいけません。
参考:板の厚み×2.5〜3倍=ビスの長さ
20mmの板の厚みなら、3倍の60mm以上が良いということがわかりますよね。
実際、60mmというビスは無いので65mmがいいです。
板の厚みが薄すぎる
板の厚みがある程度は無いと重いものを載せた時に板が割れたりします。
参考:カラーボックスは18mmほどの板の厚みがあります
おもちゃの収納、服の収納などであれば18mm以上あれば大丈夫。
ボクはキリがいい20mmをよく使っています。
棚に強度を持たせる一手間とは?
棚に強度が出ない理由をしっかり学んでいただいたので、あとはそれをしないよう実践するのみ!
で、ボクが強度を持たせる一手間をあなただけに教えちゃいます。
上にある写真がその棚ですね。
どこかわかりますか?
棚の設計図はこちら。
ボクがやっている一手間は、底板を棚全体の幅まで伸ばしているということ。
今回オーダーいただいた棚には背板をつけられませんでしたので、棚の歪み防止にこういったことをさせていただきました。
底板のほうから側面の板にかけてビスをうっているので、平行四辺形のズレは出ません。
板の厚みが20mmなので、ビスは径4.2mm × 長さ65mmを使っています。
棚製作に使える電動工具
棚自体は非常に簡単な構造で、ビスでとめるだけで作れるのでぜひやってみてください。
じゃあどうやったら簡単に作れるのか?
いまは優秀な電動工具があるのでそれを使っています。
好みの長さに切るには丸ノコが必要です。
ノコギリ(手動)でもいいんですが、体力・時間どちらも奪われるので丸ノコがおすすめです。
ボクはHiKOKIのほうを使っていますが、最初にマキタのM565を買いました。
高い丸ノコはそれなりにできていますが、細かい点なので予算があればどうぞ。

HiKOKI【ハイコーキ】深切り丸のこ(フッ素ベース仕様)ブラックC6MBYA(SGB) C6MBYA2-SGB★【C6MBY2】
棚板と側面の板をとめるにはインパクトドライバーが必要です。
マキタの18V、14.4V、10.8Vのインパクトドライバーを使ってきましたが、家具作りにはこちらがおすすめです。